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  1. はじめまして.現在,こちらの車両群を管理している団体の者です. 2004年時点…

RAW現像アプリをいろいろ試してみる

Capture NX2 を使い続けたいのではありますが、Macの場合、新品を買うと付属のOS(その時点での最新のOS)未満にはできないという縛りがあります
すでに OSX10.11 El Capitain に Capture NX2 をインストールすることはできません(旧OS環境からの移行は可能)

iMacの不調も徐々に酷くなり、使い続けるのがかなり辛くなってきたので、毎年秋頃に出るとされる新モデルの購入後のRAW現像アプリ検討をしてみました
D610のRAWファイルをmacmini(Core2Duo 2.53GHz)で処理しています
iMacはGPUが不調のため、OSX10.11がまともに動かず、10.9でもDXO Optics Proできちんと表示できないのと、遅いマシンの方が差を見易いので

Capture One
○手持ちの全機種全レンズに対応
○描画速い どんな状態でも2秒弱で完了
○NRの結果も好み
○UI使い易い タブ切り替え方式だが、パラメータも整理されてて初めてでもやりたいことにすぐアクセスできる
×パラメータはカタログファイルに一括登録 最初にここに登録しなければならないのでちょっと面倒
△お高い(3ライセンスなので1ライセンス当たりで考えれば妥当かも)
◎部分調整可 CNX2のコントロールポイントっぽいことができる

DXO Optics Pro
×S1に非対応
×描画遅い 大概の処理で10秒ちょっとかかる
○NRの結果は好み Capture Oneと同じ傾向
○UI使い易い Capture NX2ライクなのも好印象
△パラメータはサイドカーファイル方式 NEFファイル本体と同じ階層に置かれるので管理自体は楽
○お値段まぁまぁだけど、時々キャンペーン価格という確変有りw

Lightroom
○手持ちの全機種全レンズに対応
○描画最速 どんな状態でも1秒弱で
△NRの結果悪くないんだけど、塗り絵っぽくなる 上2つよりディテールが潰れる感じ
○UI使い易い こちらもNX2同様、現像手順通りパラメータを上から設定するので解りやすい
△カタログファイル方式 Capture Oneよりは解りやすい
△月980円〜とはいえ、じわじわくる税金…
△あとはフォトショでやれってことで、単体でできることが少ない

RAW Therapee
○手持ちの全機種全レンズに対応
△描画まぁまぁ 大体5秒くらい
△NR悪くないが、追い込みがちょっと面倒かも
×パラメータ大杉 こうしたいという時、どのパラメータにアクセスすればいいのか訳解らない
△パラメータはサイドカーファイル方式 NEFファイル本体と同じ階層に置かれるので管理自体は楽
◎タダ

Capture NX-D
×ニコンのボディとレンズのみ対応
×描画超遅い 全画面表示の時は10秒くらいだが、ピクセル等倍(100%)にすると「NXD遅いな、ウ○コか?」というくらいヽ( ・∀・)ノ●ですwww 40秒は楽勝
×高画質2013NRも、今となってはちょっとつらいかも おまけにバグ持ち
×UI使いづらい タブの切り替え自体がなぁ…
◎ピクコン使える というか、メリットははっきり言ってこれだけ
×パラメータはサイドカーファイル方式なんだけど、ご丁寧にサブフォルダなんぞ作ってしまうのでコピーや移動が面倒
(シェルコマンドを書くときも余計なコードが増え、検証も面倒)
◎タダ

数字は大まかなものですが、やはり現像プロセスは現像する当人との相性が重要だと思います
また処理スピードは非常に重要で、納品までの期間やモチベーションに直接関わってきます

その点、一番しっくり来たのは Capture One ですね
目的のパラメータにすぐに行けて、結果も速やかに表示され、C2Dのマシンでもストレス無しで使えるのは大きいです
あくまでネット上の情報ですが「CPU/GPUを使い切れるのは Capture One」というのは説得力あります

DXO Optics Pro や LightRoom は表示部分のみで、演算にGPUを使っていないとか
でも LightRoom は最速なんですよねぇ…まあどこまで追い込んでいるかにも依るんでしょうけど
DXO Optics Pro のUIや出力結果も捨て難いのですが、ここまでスピードで差がつくとちょっと辛いです

Capture One はユーザーに必要十分な表示はここまでと切り分けて、余計なプロセスが極力発生しないような、かなり洗練された設計になっているように感じました

対極はNXDで、どうやらピクセル等倍(100%)の場合、表示されない部分も含め全画素をいちいち計算しているようです
じゃあスクロールが速いかといえばそうではなく、逆に一番激重です
何度も書いていますがとにかくストレスフルなのです
core i7のiMacと描画速度が大して変わらないところを見ると、マルチスレッドを活かせてないのでしょうね

タブを切り替えてパラメータを呼び出すというのは表示スペース上有利でスクロールの手間が少ないというメリットはわかるのですが、反面一手間かかるとか、いちいちアイコンを確認しないととかストレスの原因になります
上手くやってるのが Capture One、上手く出来ていないのが Capture NX-D という印象です

Lightroom悪くは無いんだけど、Adobeのjpegって何故かサイズがデカイ割に画質イマイチな印象があります

とりあえず DXO Optics Pro9エリート は確保済みなので、(たぶん秋以降)新しいiMacに更新した際、Capture One とどのくらい処理速度に差が出るか見極めたいと思います


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